ザ・日本のミナミヌマエビを求めて ※今回はドブ川ではございません。
「向かうところドブのみ」
そんな世間のダークな評価を覆す緊急フィールド企画。「ザ・日本のミナミヌマエビを求めて」
とりあえず、ザ・つけとけみたいな時代は確かにありました。
第一弾は、とあるのどかな山間部の田舎です。
エコノミー症候群の2歩手前ぐらいの状態から回復するや、採集を開始します。
早速バケツを置いてエビを獲っていたら、なんか亀の甲羅らしきものがあることに気が付きました。
またしても「不審な死体」ツモったか?
そんないやな予感が頭をよぎります。
こいつ動くぞ!
なんと真冬に日向ぼっこするニホンイシガメに遭遇です。
目がつぶらです。でも写真撮っていると明らかに迷惑そうでした。
といってもあわてて逃げるでもないのですが、こんなんで大丈夫だろうか・・・
しばらくパシャパシャ撮ってたのですが、なんか気の毒になったので移動してそのままエビ獲りを続行します。
このように妙にやさしい気持ちになれるのはきっとこの清流のせいです。
わかりますか上田さん。
わかんないだろうなあ。
いぇーい。
・・・
いよいよこのブログ自体が気の毒な感じになってまいりました。
さてこのポイントは10年ぶりぐらいだったのですが、極端にエビが少なくなってました。
しかし大規模改修工事などはしていなかったので、一時的なものかもしれません。
この近くにも心当たりがあったので移動します。
約10年前の記憶を頼り、迷うこと数十分。第二ポイントです。同じ流系ですがこちらは本流筋から田んぼに水を引いています。
このように真冬でも水が流れているところは当たり前ですが生物相が豊富です。
桝の中の落ち葉をそっと掬うと・・・
ようやく来ました。採集はやはりこうでなくてはいけません。
ちなみにこのような保護色は大体脱皮をすればノーマルになります。
とりあえず日が暮れないうちに適当に撮影しました。
魚類はカワムツとオイカワとタカハヤとカワヨシノボリが獲れました。(写真なし)
結局はじめの数匹とこの一網分のミナミを持って帰りました。
ちなみに室内撮影はまだ続いています。
本来西日本ではこのような田んぼ用水に生息していたので田エビとも呼ばれます。
田園といえどもこんな山際の崖の真横です。
結局この日はドブゼロだわ、人にはあわないわ、ゴミも落ちてないわで、
「これぞ日本の自然」を満喫することが出来て最高だなあなどと
帰りがけの娯楽施設はあるわ、食い物屋はなんでもあるわ、デパートはあるわの、時代の利便ここに極まれりみたいな超大型ショッピングモール内の温泉につかりつつ、思ったりする訳です。
やはり人間は恐ろしい生き物であります。
ミナミヌマエビに関してはあともう2地点気になるところがあるので行ってみたいと思います。
もうドブには行きたくないよう。
この記事へのコメント
真冬のイシガメさん、なんとも言えない微妙なお顔が笑えますね。
私もニホンイシガメに出くわすと、ついついカメラでバチバチ撮っちゃいます!
イシガメさんのかわいい目がなんとなく、最後の方は笑ってないように見えました。また会ったらバシバシやりますけどね。
これから俺はお前達を撮る!とかいいながら。