お魚キラーでゼニタナゴを狙う。
日本全国どこでもだれでも入手可能な通称「お魚キラー」です。
本当にポピュラーな川遊び道具でどこのホームセンターでも釣具屋さんでも売っているものです。
近くの沼でも子供達がこの仕掛けを持って
「こんなの捕れたよお父さん!」
みたいに駆け足で見せにいく姿がふと思い浮かびます。
とても良い自然学習だと思います。
そんな「お魚キラー」を昨日買ったので使い方を説明いたします。
このようにチャックが2つ付いております。
こちらの小さいほうにエサを入れます。これは内部が袋状になっていて仕掛けの中でエサがちらばらないようになっています。
で、この大きなほうは内部に直結していて、ここから魚を取り出す訳です。
入り口はこのように凹状になっており一度入った生物が出にくくなっております。
正面から見るとこんな感じです。裏側も全く同じ構造で左右対称なつくりになっております。
そんなわけで、せっかくだから使ってみました。
寄せエサは日淡大好きキョーリンプレコフードです。
そして90センチにドボン!
狙うは目下婚姻色バリバリのゼニタナゴです。
はいはい、いちえーいちえー。たからものたからもの。
そんなわけで待つこと約2時間。
日も傾いてまいりました。ほんと最近つるべ落としですよね。
が、残念ながらなにも入っていない模様。
ところが引き上げてみると外道が入っているではありませんか。
クチボソspです。
雑魚はこの端っこに挟まれやすいので注意が必要です。
そういえば最後に産卵した組をいっしょに入れてました。
今年は1ペアからどれぐらいとれるかと思って、実験でたくさん子供とったら、すごい数がでて管理が大変でした。
さすがは雑魚といったところです。
結局3匹モツゴっぽいものが入りました。
わかったわかった、いちえーいちえー、いどーきんしいどーきんし
さて、ここからが大事なところです。
このお魚キラーがただいま話題沸騰中
『県が使用を禁じている漁具(編み目の大きさ5ミリ以下)』です。
県の担当者に聞いたので間違いないと思います。
ちなみにこの網は県の見解では「サデ網」だそうです。
これも厳密には禁止とその担当者はおっしゃっていました。
私は常日頃からこれ以上自然と人間の距離を開けることは本当に避けて欲しいと感じています。
このようなに騒ぎにより中には引け目を感じ、萎縮してしまう方も多いのではないかとも思います。
さっきたまたま他県のお客様と電話していたのですが、絶句してましたよ。
生業とする方を対象にしたいのであれば、いろいろ別の取り締まり方があるでしょうし、調整規則だって外来生物法みたいにいくらでも後付け条項でも足せるでしょう。
改定だって頻繁にしてるではないですか。
とにかく一般の方の魚獲りにまで影響を及ぼしかなねない現在の県の方針には強い憤りを感じざるを得ません。
汚水を垂れ流しドブ川を量産し、意味不明な建築物を造るだけに飽き足らず、ガサガサさえ気兼ねなく楽しめない状態に河川を追いやることを是とするならば、私はこれを非と言うべく行動を開始したいと思います。
とりあえず、「正しいガサガサの会」(仮称)を立ち上げ、同じように感じている同士を募りたく思いますので、ご意見などメールいただければ幸いです。
この辺はまた上田知事に直接メールをさせていただくとともに、法律家の判断を仰ぐ必要がありそうだと判断いたします。
ではまた。
この記事へのコメント
採取圧力など比較にならない環境破壊を行って水生生物を絶滅に追い込む
行政の二枚舌にはあきれてモノも言えません。
しかしながら乱獲や放流といった「にわか業者」の無法も
許すべきではなく、その線引きは非常に難しいところではあると思います。
(インターネットの普及で全く線が引けなくなったダフ屋行為と同様)
線引きが難しい点があるでしょうが、許認可制(それもまた既得権益化するでしょうが…)あるいは試験などを設けて少し篩いにかけていただかないことには川魚を飼うあるいは殖やすといったとても楽しい趣味を崩壊させてしまうのではないかと本当に心配です。代表中村
私はずっと亀採取をしていて亀を飼うことが大好きな亀愛好家なのですが、
最近ガサガサやってみたいなと思い色々と調べているとガサガサは実はさであみに当たるとの見解を見つけ川でのガサガサで後ろめたさを感じていました、、、
残念なことに埼玉県在住ですので基本的に川でのガサガサは出来ないということですか? 大変残念ですね。こうやってだんだん皆が川に興味をもたなくなるのでしょうね。
もう少し漁業権や条例などについて詳しく知りたいと思ってるので良かったら返事してくれると幸いです。